社会から求められる実力レベルはあなたが思うほど高くない

この世界には様々な業界がある。

仕方なくその業界に流れ着いた人もいれば、望んで飛び込んだ人もいるだろう。

誰でも最初は初心者で、失敗したり、トップランナーを見て自信を失くすこともあるでしょう。

そんな、自信を失いかけている人に向けてこの記事を書いています。

すごい仕事を求めている人は、ごくわずか

業界のトップランナーが成し遂げる仕事は、自分にはできないすごい偉業に見えるかもしれません。

ただ、世の中はそんな仕事ばかりではありません。むしろそんな仕事はごくわずか。需要はとても少ないのです。ですから出来なくても全然問題ないのです。

たしかに、そんなすごい仕事ができれば、褒められるでしょうし、自分も楽しいでしょうけれど、それが出来ないからといって経験も乏しいのに自信を失くすのは、自意識過剰ではないでしょうか。

ある双子の話

何かの本でこんな話を読みましたので紹介します。

アメリカで、ある一卵性の双子が生まれました。見た目もそっくりな二人は貧しい家に生まれたため、別々の場所に里子に出されることになりました。

片方は音楽家の家に、もう片方は普通の家庭で育ちました。そこで、二人はある才能を見いだされました。音楽の才能です。双子です。同じ才能でした。

ここで、どちらの子供が音楽家として大成したか。

環境の整った音楽家の家で育った子供だと思うのが普通でしょうが、結果は、逆。

普通の家庭で育った子供が音楽家として大成しました。なぜでしょうか。

実は、音楽家一家で育った子供は、才能のある親や他の才能のある年上の子どもたちと触れ合うことが多く、その過程で、自信を失って音楽家への道を諦めてしまったのです。

先を行き過ぎる他人との比較は才能を潰す

ライバルがいると、負けじと力を伸ばす契機になるようですが、上を見すぎると逆に才能を潰してしまいます。

将棋の世界でもこんな話を聞きます。親が強いと、子供は伸びない。

親がアマチュア強豪だと、毎日指導できて伸びそうですが、実際は逆。親に勝てない期間が長過ぎるので、その途中で挫折する子供が続出するのです。

多くのプロ棋士の親は素人ばかりです。羽生善治さん、藤井聡太さんの両親も将棋はほとんど知らないようです。

MEMO
家元制度時を除くと親子でプロ棋士なのは六組しかおらず、戦後では西川慶二さん・西川和宏さん親子だけです(父娘のパターンや母息子のパターンは除きます)。

他の人と比べずに続けることが大事

トップ以外は食べていけない業界というのは、あまりありません。芸能界くらいです。

もちろん、自分の手にあまりそうな難しい仕事が来ることもあるでしょう。けれども、逃げずに他の経験者の知恵や手を借りて乗り越えていけば、経験という階段を一段登るでしょう。そうやって一段一段登っていけばよいのです。そしてトップにまでならなくても、そこそこのスキルで多くの人に感謝されるとわかるはずです。