景気がよくなると、「人手不足で企業が悲鳴」などというニュースが報じられる。
これは士業においても言われることで、景気がよくなると国家資格の受験者数が減る。わざわざ大変な思いをして資格をとって仕事をするメリットが低くなるからだ。受験者数が減ると合格者も減る。人手が不足するわけだ。
人手が不足している状態を放置するわけがなく、企業は対策をする。少ない人数でやりくりできるように効率化をすすめる。残念ながら給料をあげて人を集めるようなことは基本的にない。「人手不足」=「安い給料で働く人手不足」だからだ。
たとえば、ユニクロは無人レジを配置している。スタッフが数人そばにいるが、配置前よりも人数は半減している。
しかし、景気というのは循環する。残念なことにいい時があれば悪い時もある。
景気が悪くなればどうなるか。仕事が減り、リストラも増える。労働市場に人が溢れるけれども、好景気の際に効率化がすすんで働き口は減っているため、失業率は前回の不景気のときよりも厳しくなるだろう。
ITやコンピュータによる効率化は、これまでの歴史における他の効率化よりも強烈なので、景気が循環するごとに、マックジョブというべき安い仕事の求人は減る。
近年気象も激甚化しており、暑さ寒さも極端化している。同様に景気もおそらくそのように向かうだろう。
もっとも、景気が循環するということは、ほぼ真理なので、不景気の際に極端に値下がりしたお値打ち品を買い漁るというのも一つの手で、そのような形で富をなしている人物は散見される。
私たちは、不動産を景気が大底のときからキャッシュで買ってきました。最近では6、7年前が一番の底で、そのときから皇居の周りの土地を60カ所ほど買いました。そこに今、ホテルやマンションを毎月のように建築しています。もちろんサイクルで見れば、オリンピックの後には必ずオーバーホテル現象になります。そうなったら、ダメになったホテルをさらに買えばいい。アパホテル社長「不動産は買いたいときに買ってはいけない」
チャンスと見るか、ピンチと見るかは、好景気の時にいかに準備していたにかかっているだろう。
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